明治屋のご案内
ワイン輸入の歴史
【ワインと共に歩んだ130余年】
株式会社明治屋は明治18年(1885年)に船舶納入業として横浜で創業。翌年の明治19年(1886年)の仕入記録には、多種類の食料品、時計等の雑貨や服装品と共にワインも輸入販売 されていた記録がございます。
?明治21年(1888年)には、総合輸入商、食料品商、船舶納入業(日本郵船契約店)を営み、キリンビールの一手販売を請け負うなど事業を拡大しました。
日本国内に於けるワイン輸入のパイオニアとして活動を続けてきた歴史は、130余年を数えます。
【モルチェ氏との出会いが、より深いワインの世界へ】
明治屋開業以来、特にボルドーワインの輸入に力を注ぎ、格付1級のシャトー・ラフィット・ロートシルト、格付3級シャトー・カンテナック・ブラウンの取扱いにおいては、当時日本国内においてほぼ一手にて販売を行っておりました。
また、明治41年(1908年)頃よりフランス・ボルドー地方のネゴシアンのモルチェ社(1889年創業)のワインを輸入、独占販売を行いました。
モルチェ社はルイ・モルチェ氏によって設立された会社で、同氏はシャトー・ラフィット・ロートシルトの管理責任者であり、ジロンド県農業協会の会長をつとめ、自ら葡萄園のオーナーでもありました。
このモルチェ社を通じてワインを輸入する事により、ボルドーワインの品揃えを豊かにすると共に、ボル ドー以外の高級ワインの輸入も行っていたので、1914 年(大正三年)の明治屋の広告には「フランス シャントン社モエットシャントン シャンペン(銀口)」も登場しておりました。?
その後、ルイ・モルチェ氏の子、J.J.モルチェ氏が後を継ぎ明治屋へフランスワインを輸出。昭和39年(1964年)にはJ.J.モルチェ社と代理店契約を締結し、平成元年(1989年)には明治屋がJ.J.モルチェ社へ資本参加を行い子会社とし現在に至ります。
明治屋は現在欧州・米国・豪州をはじめ世界8か国より200種類以上のワインを直輸入致し、全国の小売店・料飲店等にて販売を行っています。